令和3年(2021年)10月より改正木促法(脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律)が施行され、国産材を利用することによって、CO2の固定化による地球温暖化防止の促進が図られることとなりました。
そして同月、林野庁より「建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドライン」が示され、木材を建築物に使用することで、その建築物のCO2の貯蔵量を表示できるようになりました。
それによると建築物にNEOボードSを使用すると1m3あたりの炭素貯蔵量(CO2換算量)として1082kg、国産材由来の貯蔵量としては757kgの値が表示可能となります。
建築物への表示方法など詳しくは林野庁ガイドラインをご参照ください。
NEOボードSによる炭素貯蔵量の計算方法は以下に詳しく記します。
ガイドラインによる、建築物に利用した木材に関わる炭素貯蔵量の計算式
Cs = W × D × Cf × 44 / 12
Cs:炭素貯蔵量(CO2換算量)(t-CO2)
W :木材(製品)の量(m3)
D :木材の密度(t/m3)
Cf:木材の炭素含有量
NEOボードSの場合、ガイドラインに木質ボード(中質繊維板)の値としてDとCfにあたる値が示されているので
その値に従います。
Dの値 0.691
Cfの値 0.427
Wの算出にはNEOボードSの使用量(m3)をそのまま使用します。また、国産材による貯蔵量を算出する場合は国産材使用比率として70%(※)を掛けた値を使用します。
※NEOボードSはFIPC(木材表示推進協議会)によって国産材使用率70%以上として認証されています