当社は、1995年に総合バイオマス企業である日本製紙株式会社と、総合住宅建材メーカーである永大産業株式会社の共同出資により、MDF(中密度繊維板)専門メーカーとして、徳島県小松島市に設立されました。社名の「エヌ・アンド・イ一株式会社は、両親会社の頭文字「N(エヌ)」と「E(イー)」が由来となります。
「木をムダなく使う」「地域に密着し、地域と共に発展する企業を目指す」を創業当初から理念として掲げ、特に山に放置されていた間伐材や燃料利用されていた製材廃材などの未利用材を積極的に原料として有効利用し、優れた特性を持つMDFに再生し、素材として再利用することで、環境負荷の低減を積極的に進めてまいりました。また、世界で唯一の日本国内産針葉樹(主にスギ、ヒノキ)を主要な原材料としたMDF生産会社であり、解繊が困難とされる針葉樹の繊維化は業界屈指の技術力となっています。2003年には、MDFメーカーの先陣を切り、シックハウス症候群に対応する規制に準じたF☆☆☆☆製品の営業生産を開始しました。
こうした素材メーカーとしての探究心、実行力がエヌ・アンド・イーの技術力であり、経営理念である「人と自然を技術でつなぎMDF事業を通じて社会に貢献する」を実践し、日々研鑽しております。
今後、中長期的に人口の減少、家族構成の変化等を背景に新設住宅着工件数は減少し、MDFの需要が漸減すると予想されております。この間題を解決する為に、
①お客様との対話を重ねることで社会のニーズをいち早く捉え、培った技術力で付加価値の高い製品を開発し、安定して市場に提供してまいります。
②初志である環境負荷低減や持続可能な循環型社会の創出に向け今後も真摯に取組んでまいります。
③地域利害関係者とのネットワークをさらに進化させ、相互利益の向上を図ってまいります。
今後とも、皆様のご指導、ご支援を賜りますよう宜しくお願い致します。
エヌ・アンド・イ一株式会社
代表取締役社長
関根 誠