豊かな森林に恵まれた日本では、古来より、住まいに、道具に、燃料にと、生活のあらゆるところで木材を活用してきました。森を育みながら木をムダなく使う技術、それは木の文化とも言われている日本文化に根付いています。
こうした木材を活用する精神は、日に日に深刻化する環境問題への、答えの一つにもなっています。持続的な資源の確保と生活環境の改善には、木材の一層の活用が望まれています。
N&Eは、紙パルプのトップメーカーである日本製紙と国内有数の木質建材メーカーである永大産業の共同出資により、1995年に、MDFの専門メーカーとして誕生しました。
MDFとは“Medium Density Fiberboard”(中質繊維板)の略称で、木材の小片(チップ)から繊維(ファイバー)を取り出し、再構成した木質ボード「繊維板」の一種です。製材廃材や間伐材など、従来あまり利用されていなかった木材を原料として、優れた特性を持つボードを製造することができ、建材や家具などの材料として活用されています。
「木をムダなく使う」古くて新しいこの精神は、エヌ・アンド・イーの創業時からの理念でもあるのです。