木の可能性を引き出す、信頼のエヌ・アンド・イープラント
MDFは、原料に未利用材を含む多様な木材を選ぶことができます。つまり、森林資源の有効活用ひいては環境保全に貢献できる製品なのです。しかし、こうした様々な原料を使って高品質なMDFを製造するには、高度な技術が必要です。エヌ・アンド・イーのプラントは、これらの課題に挑戦し続けてきました。こうして得られた豊富な経験と、長年培ったノウハウが、信頼性ある製造ラインに反映されています。
安心の供給体制と高度なニーズ対応
MDFは、原木や製材品に比べて価格や供給量の安定した工業製品です。質・量ともに安定して供給される木質材料は、住宅、建材分野をはじめとする多くの産業にとって、なくてはならない存在です。
エヌ・アンド・イーでは、日本製紙が持つ原料チップ集荷能力に支えられ、地元徳島県を主とする、日本各地から、製材廃材や間伐材などの未利用樹種を集めています。産地との密接な連携が、豊富で安定した原料確保を支えています。
また、パーティクルボードのトップメーカーでもある永大産業の技術を活かして、接着剤の製造まで自社プラントで行い、多様なニーズへの対応を可能にしています。
省エネ、環境対応も追及
エヌ・アンド・イーでは、MDF製造に必要な電気と蒸気、熱を、バイオマスボイラーと天然ガスタービン*1を擁する自社原動プラントでまかなっています。
各工程から出る廃材や木くずも燃料として利用し、原動からの排熱も製造工程で利用する、徹底したコ・ジェネレーションシステム(総合効率88.1%*2)。廃棄物、排ガスを極限まで削減した、省エネと同時に環境にも配慮したプラントです。
(*1) 2007年5月、弊社ガスタービンを天然ガス仕様に改造
(*2) 吸気温度15℃における定格運転時(S/F=1.5)を想定した計算値
接着剤も自社プラントで製造
エヌ・アンド・イーでは、MDFの製造工程で使用する接着剤も自社製造しています。
ユリアタイプとメラミンタイプの二種類の接着剤を製造し、MDFの銘柄によって使い分けています。
独自の技術により、シックハウスの原因物質と言われるホルムアルデヒドの放散量を抑え、F☆☆☆☆規準に適合するMDFを他メーカーに先駆けて開発してきました。また、針葉樹MDFにおいても高度な耐水性を持たせることに成功し、製品の幅を広げてきました。
MDFができるまで…(NEOボードの製造工程)